10年に活動を休止した歌手の宇多田ヒカルさんが17日に公開された劇場版アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」のテーマ曲「桜流し」を担当していたことが17日明らかになった。
宇多田さんは07年の第1作「序」、09年の第2作「破」に続いて3作連続で主題歌を担当したことになり、休止してから新曲が出るのは初めて。同日午前0時からは東京・新宿の映画館「新宿バルト9」で同アニメが先行公開され、約1800人の熱心なファンが詰めかけたが、最後にビッグサプライズが待ち受けていた格好だ。
宇多田さんは「『人間活動』に専念したい」として10年末でアーティスト活動を休止。
休止後もツイッターでメッセージを送っており、フォロワー数も109万人を超えるなど今なお人気を誇っている。
新宿バルト9では「新宿ヱヴァ祭り」と題して、17日午前0時から全9スクリーンで「Q」を世界最速上映。公開前日の16日には、ビルの前に「ヱヴァ・コラボマルシェ」と名付けられたコラボ製品の出店が登場し、開店には160人以上の熱心なファンが列をつくった。
綾波レイ、アスカ、カヲルの等身大フィギュアとの記念撮影コーナーも設置され、お祭りムードを盛り上げた。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」は、90年代にブームを巻き起こしたテレビアニメ
「新世紀エヴァンゲリオン」を基にした4部作。07年9月に1作目の「序」が公開され観客動員200万人を突破し、DVDは60万枚を販売。第2作の「破」は09年6月に公開。
観客動員は250万人を突破し、興行収入も40億円を記録するヒットとなった。
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